

いぐさの良さを残し現代の住宅にもマッチする、畳収納の良さ
日本人は、昔ながらの畳敷きの和室に入ると、妙な静寂感や落ち着きを覚えたりするものです。
そこには、畳に使われているいぐさのにおいがあり、精神的にも落ち着いてくるわけです。
いぐさのにおいの中には、観葉植物が持つフィトンや、バニラに含まれているバニリンが含まれており、とても落ち着かせてくれるのです。
さらには、いぐさの持つ空気の層が、周囲の音を吸収し静寂感を醸し出してくれているというわけなのです。
現在の日本の住宅では、掃除がしやすく、水こぼしなどにも強いフローリングが主体となりつつあります。
その中でも、畳の良さを生かしたいということもあり、畳収納などが販売されるようになりました。
フローリングが合うようにと洋間に設計されつつある住宅は、収納スペースという面で難があったりします。
歩く音なども気になりやすく、ひざなどにかかる負担も軽くはないフローリングは、年配の方にはあまり好まれません。
そこで、フローリングの掃除のしやすさなどは残し、部屋の一角に収納スペースとともに畳敷きのスペースを作ることができる畳収納は、腰かけたりすることにも使えるため、とても便利なものになっているのです。
こういったものには、本物の畳を使っていますので、日本の和室が持っている特性も発揮することができるというわけなのです。