

腰かける機能や収納も考えた畳収納
日本の建材の文化として、畳は大事なものの一つです。
いぐさの中にあるスポンジ状の物質が、クッションの役割をしてくれるため、防音などの効果もありますし、湿度の吸排出までしてくれるため、室温の管理や湿度の管理にまで役立ってくれるわけです。
さらに、クッションの能力が、ひざや腰などの負担を軽減し、年齢が上がっていっても生活を楽に送ることができるようになっていたのです。
これに比べフローリングは、冷えやすく温まりやすい性質がある一方、固く弾力性はありません。
そのため、高齢の方がいる家庭ではユニットの畳などを敷いて、クッション代わりにしているところも多くあるのです。
確かに便利なものではあるのですが、高さがなく座らなければいけないために、この行動も負担になってしまう場合があります。
畳収納であれば、高さがあるため、座らず腰かけることで負担を軽減することができます。
ユニットの畳と同様、いろいろと組み合わせができます。
テーブルなどを置く下のスペースを空け、昔の掘りごたつの様な使い方もできますので、生活の中で体にかかる負担を軽減することに役立っていきます。
収納場所としても、重量物などをしまうのに適していますし、座布団など畳に対して使いたい小物もしまっておけますので、改めてスペースを確保する必要もありません。
これから先の高齢化社会を考えていっても、本物のいぐさで作られた畳を使っている畳収納は、かなり重要なものになってくるのです。