

置き畳の新感覚 畳収納
ホームセンターなどに出てみると、置き畳なるものを見かけることがあるかと思います。
江戸時代あたりから、畳そのものも建築物の一部として、重要な意味を持っていたわけですが、材料であるいぐさが入手にくくなってきていることや、重量があることで取り扱いがしにくいということもあり、掃除も簡単なフローリングが主流になりつつあるわけです。
ですが、日本人独特の文化であっただけではなく、独特のあったかさや夏の涼しさがほしくて、床の上に置くタイプの置き畳が出回るようになってきたわけです。
フローリングであっても、敷くだけで良さを味わえる置き畳は、クッションを敷くような感覚で使えるわけですが、決して小さいわけでも軽いわけでもなく、使わない場合はしまい込めるわけでもないため、購入したら敷いた場所を占有してしまうという欠点もあるわけです。
そこで、敷いたスペースをうまく使っていくことができるのが、畳収納です。
箱形の収納と、置き畳を組み合わせた存在であり、置き方によって様々な形にもなりますし、中のスペースも間仕切りされており、収納しやすい工夫がされています。
何よりも立体化されているわけですから、ソファー感覚で座ることもできるため、フォローリングにもマッチしやすいデザインでもあるのです。
発想によって使い方も広がる畳収納は、現代の日本の居住空間にとてもマッチしたものになっているのです。